武の内
-たけのうち-
舞歌「筑紫路に 赴き侍ふ 軍船 浮雲拂はむ 追風の音」
この神楽は、日本書紀の神功皇后(じんぐうこうごう)の外征をもとにしたものです。
仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)は、新羅(しらぎ)を攻めよという神のお告げを信じず、早くに亡くなってしまいます。神功皇后は、住吉大神の神託で再び新羅征討の託宣を受け、潮の満ち引きを自由にできる「滿珠」と「干珠」を授かります。武内宿禰(たけのうちのすくね)らを従えた皇后は、滿珠と干珠で敵を翻弄し、敵は降参し日本への忠誠を誓います。